Mental health support for expatriates and their families

研究紹介

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研究紹介

海外に拠点をおく現地法人数、現地法人従業員数は、年々増加の傾向にあります。

海外の赴任先では、環境の変化や言葉の壁、仕事相手・ビジネスの変化、職務権限の拡大、業務内容の変化など多様な変化があり、精神的な負担が大きくなることが予想されます。

そこで、研究者らは、2015年から海外駐在員のメンタルヘルス、特に、セルフケアに着目した研究を行っています。これまでに、2種類のメンタルヘルスのセルフケアツールとなる「海外勤務者ノート(単身赴任用)」と「海外勤務者家族ノート(家族帯同用)」を作成しました。ノートは、ワークページと海外勤務時に必要なメンタルヘルスに関する情報ページで構成しています。

本ノートが目標としているところ

・自分のメンタルヘルスの状況を可視化できる

・自分自身で対応策を検討できる

・メンタルヘルスに関する知識・情報が広がる

・家族間のコミュニケーションツールとなる

是非、ノートをダウンロードしていただき、皆様の海外生活にお役立てください。

なお、本HPは科研費助成を受け、研究の一環として実施しておりますため、ノートをダウンロードされた方は、アンケートにご協力を下さいますようお願い申し上げます。

ご質問、お問い合わせは、こちらまで。

研究者紹介

研究者名

所属・職位

経歴

研究代表者

亀井 縁

四天王寺大学

准教授

海外駐在員の妻として、中国と台湾で生活した経験から、海外駐在員と家族のメンタルヘルスの研究に関心を抱く。帰国後に看護教育に携わる。専門は国際看護と災害看護学。
研究分担者

 濱田 篤郎

 

東京医科大学 教授

東京医科大学病院

渡航者医療センター部長

1981年に東京慈恵会医科大学卒業後、米国Case Western Reserve大学に留学し熱帯感染症、渡航医学を修得する。2004年より海外勤務健康管理センターのセンター長。20107月より現職に着任し、海外勤務者や海外旅行者の診療にあたっている。
研究分担者

 松永 優子

 

めじろそらクリニック 院長

東京医科大学病院

渡航者医療センター 兼任講師

精神科専門医

日系銀行の海外支店勤務を経て、医師となる。専門は多文化間精神医学。海外で暮らす邦人、日本に暮らす外国人の支援がライフワーク。外資系を含む数社で産業医として勤務した経験から、企業発展の鍵としてメンタルヘルス対策に注目している。
研究分担者

 成瀬和子

 

東京医科大学 

教授

国際協力の専門家として、途上国3ヶ国で活動経験あり。インターネットが未発達の時代に、異国でメンタルヘルスをいかに保つか、苦心する。専門は国際看護学。
研究分担者

 山岡 由実

 

神戸市看護大学

准教授

専門は精神看護学。特に、産業保健師としての経験から、働く人のメンタルヘルス支援に興味がある。
こころも体もともに健やかにすごすためのセルフケアを中心に、研究を進めている。 
研究協力者

 郭 智慧
 

上海市国際医学センター(総合病院)健診センターセンター長

 

中国江蘇省出身。

江蘇省の大学付属病院で臨床を経験。上海の外資系医療アシスタント会社で看護師として勤務したのち、日本滋賀医科大学大学院に留学(専攻:看護管理学)。帰国後、上海市浦南病院看護部長・上海市国際医学センター健診センター長を歴任。日中間の看護交流に力を入れ、中日の医療現場に詳しい看護師である。 

 

 

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